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2005年02月12日

● 中島みゆき


郡山(福島県)」というエントリ-を記述していて思い出した。




長距離トラックに乗るバイトをしていた時の事だ。


「長距離」を走るだけに 運転席にはいろんな物が積み込まれており そこはひとつの居住空間が出来上がっていた。


運転手それぞれの好みに合わせ 独特の電飾やペインティングで飾った車体の外装と同じ様に 運転席にはTVや冷蔵庫 中にはコ-ヒ-メ-カ-を備え付けている車もあった。


今の様に 電装品がコンパクトだったり、車載用にあつらえた装備なんて 殆ど無い時代である。


家庭用とかアウトドア用のTVや冷蔵庫を 電圧を変調し、多少の揺れでもガタつかない様にコンパネ周りに固定して… それらは大抵 運転手達が暇をみつけて自分で取り付けたものだった。


当時は まだCDなんてものは無く、カセットコンポはあったけど 運転手達は自宅でレコ-ドからカセットにダビングする暇や設備を持って無い人が多かったから トラックの標準装備は「8トラ」と呼ばれたハガキに2cmの厚さをもたせたような… そう、初期のカラオケでは定番だったテ-プが主流で 今は殆ど見かけないが、当時のレコ-ド店や 高速道路のSAではアルバム・レコ-ドと同じ様に 特定の歌手の特定のアルバムが吹き込まれた「8トラ」が 沢山並んでいたものだ。


で、ちょうどバイトしていた頃 運転手達の間で非常に流行っていたのが 中島みゆきの「みんな去ってしまった」というタイトルの8トラ


その中に入っていた曲に 狙いすました様なタイトルで「トラックに乗せて」という曲があり、それが自分達へのメッセ-ジみたいに感じたらしく 多くのドライバ-が好んで聞いていた。


アルバムに入っている曲の殆どが 暗くてジトッとした雰囲気の曲ばかりで 私は個人的には好みじゃ無かった。


けど、この「トラックに乗せて」という曲は 哀愁みたいな感じが漂い、まさにトラックに乗りながら聞くと奇妙にハマる曲で 聞いてて悪くなかった。


「地上の星」「ヘッドライト・テールライト」「銀の龍の背に乗って」といった最近のヒットにより、中島みゆきのファンと言う人は多いけど この初期の頃の曲を含めて「好きだ」という人は少ない。


しかし、この初期の頃の曲を含めて「好きだ」という人は 恐ろしい程の熱狂的なファンである^^


久しぶりに聴きたくなって 有線にリクエストの電話をしたら しばらく待たされた後、


「すいません ディスクが傷ついていて流す事が出来ません」


と言われた。


そうなると ますます聴きたくなるんだけど CDを買う勇気は無い。




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お駄賃

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